コロナ禍のいま
2020年来のコロナ禍で音楽界は甚大な被害を受けており、実力のあるクリエイターにとっても大変厳しい状況となっています。そもそも現在の資本主義システムにおいては、アーティストの職人的な芸術や伝統文化は軽視され、解体される傾向があります。営利目的ではない、利益を第一としない音の歴史的遺産の継承及び構築の活動は、社会的に認められた公的な組織において透明性や効率性を意識しながら行うことが重要であると考え、特定非営利活動法人格を取得いたしました。
特定非営利活動法人となった現在、定期的な総会の実施、法令等で定められた書類の作成・提出、一般市民への情報公開などを実行して、社会的な信用を得、適切な法人運営をしたいと考えています。わたしたちは、消えてしまいそうな残すべき音楽・音の、記録・保存活動また啓発事業を通じて、価値あるアーカイブを充実させます。そしてそれが多くの人の耳に適切に届けられ、豊かな心が育まれる社会の実現を目指します。